ステビアのイロハ


■ステビア草とは・・・

ステビアは、今でこそ天然自然の甘味料として広く知られています。
しかしその由来や人体への有用性、動植物や環境にたいしての有益な働きについては、一般的には残念ながらあまり知られてはいません。

ステビア草の原産地はパラグアイ共和国で、南米大陸のほぼ中央に位置します。
国土は日本の1.1倍で、概ね平坦です。気候は亜熱帯に属しますが内陸性のため、気温の年較差が大きいのが特徴です。


ステビア草はキク科の植物で、草丈は1m前後です。夏から秋にかけて白い小花を咲かせます。
この原種はアマンバイ地方でブラジルと接している地域で発見されました。

学術名は“ステビア・レバウディアナ・ベルトーニ”。
ステビア草を発見したモイセス・ベルトーニ博士の名前に由来します。

 

パラグアイでは千年以上も前から、原住民のグァラニ族が民間療法的にクスリとして様々な用途に活用していました。
近年ではマテ茶やハーブティーに少量のステビア草を甘味料として用いつつ、ファイトケミカル(植物生理活性物質)の有効成分を取り入れているのだそうです。

ステビアは“カァー・エー”(甘い草)と知られ、甘さは現在の砂糖の300倍~390倍で、しかもカロリーは90分の1なのです。
16世紀には入るとパラグアイを植民地化したスペイン人が“アーバ・ダルチェ”(甘い草)として珍重しました。
さらには心臓病、高血圧、胸焼け、尿酸値を下げるなど、不思議な”薬草”として使われました。


ステビア草には抗酸化活性成分が認められ、アンチエイジングや万病の原因と言われる活性酸素を除去します。
また体内の有害菌を取り除き、有益な善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きがあります。その薬理作用は強力な抗酸化活性と抗菌・抗ウィルス活性を持っているところにあります。

ステビア草は人体に有益なファイトケミカル(植物生理活性物質)や各種栄養素や、腸内細菌の餌となる働き以外に、化学肥料や農薬の使い過ぎで劣化した土壌を回復する力があります。

人体の健康回復と維持に寄与するばかりでなく、土壌を蘇らせ、質の良い農畜産物の育成と収穫量の確保に役立っています。


<ステビア草の有効成分>

■ステビア抽出液に含まれる機能性物質
ベータ-D・グルカン(抗腫瘍作用)・フラボノイド(ポリフェノール)ステビオサイド(砂糖の約300倍~390倍の甘味度、カロリー90分の1)・レバウディオサイドA(テルペノイド配糖体)・食物繊維・

■<ビタミン類>
ビタミンA(ベーターカロチン)・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンE・ナイアシン(ニコチン酸)・ビオチン・パントテン酸・葉酸

■<ミネラル類>
リン・カルシウム・鉄分・ナトリウム・カリウム(ステビアに最も多く含まれている)・マグネシウム・鉄その他

■参考図書
「健康長寿の遺伝子にスイッチを入れる本」より
医学博士 阿部博幸著/青萌堂(2010)
「C型肝炎ステビア草に救われた人々」より
廣海輝明著/青萌堂(2004)
「ステビア草の神秘」より/佐藤直彦著/青春出版社(1999)
「ステビア」より/久郷晴彦著/健全社